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2004年の選挙は、共和党の躍進に終わった。 ブッシュ大統領再選 上院議員 51人から55人に (全体100人) 下院議員 227人から231人に (全体435人) ちなみに、大統領選挙は4年に1度、下院選挙は2年に1度、上院議員選挙は2年に1度行われる。上院議員の任期は6年で、3分の1ずつ改選されることになっており、今回は34議席が対象になった。そんなわけで、3つ同時に行われたわけである。 これまでの選挙では、大統領と同じ党が議会で議席を伸ばすのはまれだった。 上院・下院の両方で議席をのばしたのはさらにまれで、 20世紀では、1936年のフランクリン・ルーズベルト(民主党:通称FDR) その前が1900年の ウィリアム・マッキンリー(共和党) である。 上院議員選挙では、ジョージア州、サウス・カロライナ州、ノース・カロライナ州、ルイジアナ州の南部4州で、議席が民主党から共和党に変わったこと、上院で民主党のリーダーであったトム・ダッシェルが共和党候補に負けたこと、が非常に印象的であった。 後者は、鳩山由希夫が民主党党首だったときに、衆議院選挙で危うく落選しかけたことがあったが、それぐらいインパクトのあるできごとである。そして、前者は、穏健な民主党候補が、ことごとく強硬な共和党に負けたことを意味する。民主党が、党としての支持基盤を失いかけている、新しい価値観を作れないでいる・・・、そういうことも感じたりもした。 今回の選挙は、ブッシュ一人の勝利ではなく、共和党全体の大勝利である。 特に、共和党右派の大躍進が目立つため、アメリカの政策は、 ますますそういう傾向が強まっていくであろうし、 民主党と共和党が議会で妥協する必要がなくなるため、 ますます国としてイデロギー分裂を招くのではないか・・という考えもある。 この辺りは、共和党とアメリカ保守主義の分析として、別に扱いたい。 ところで、大統領選挙などにあわせて、住民投票が行われることがある。 というか、非常に多くの場所で行われている。 今年、注目されたのが、ゲイの結婚を禁止するというものである。具体的には、州憲法を改正し、「結婚は、男性と女性の間にのみ認められる制度である」というようにするのである。これが11の州で投票にかけられ、すべての州で圧倒的多数で可決された。これも、「道徳的価値観」が争点になった背景と同じようなことが背景になっている。 また、カリフォルニア州では、ES細胞の研究に、今後10年で30億ドルを使うかどうかが住民投票に付され、可決された。スーパーマン役だった役者の死、シュワルツネッガー知事の後押しがあったからだが、スケールがでかい。ちなみに、大統領選挙の議論では、2500万ドル認めるか、1億ドル認めるかというようなレベルだった・・・。バイオテクノロジーの最先端技術で、倫理の問題をはらむ一方で、高収益が約束された分野。日本もこの分野で差をつけられそうだ・・・。
by presidentbush
| 2004-11-05 20:46
| 大統領選挙2004
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