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アメリカの選挙活動は、とってもプロフェッショナル。 えぇ、それが専門の職業になってるんですから。 日本の場合はよく分からないけど、イメージでは、 秘書さんが選挙の一切を仕切ってるんだろう。 アメリカではそんなことはしない。 選挙のプロたちがたくさんいて、彼らにお願いする。 彼らを雇うわけである。 そして、彼らが全てを取り仕切る。 この選挙活動のよしあしこそが、当選するかどうかに大きく影響する。 大統領選挙はまさにその頂点。 大統領候補本人がやる仕事は、知れている。 どういう政策は絶対に打ち出すかを決めて、 選挙全体の大まかな戦略を決める。 はい、とりあえず、以上です。 後は、プロ任せ。 プロが対応を考えてそれを承認するだけ。 そして、そのみこしに乗って、わっしょい、わっしょい。 いろんな州に行って演説したり、テレビ番組に出演したりする。 極端な話、選挙が終わった後、候補者は、 選挙で実際に何が行われていたのか、よく分かっていない。 じゃ、選挙事務所にはどういうプロがいるの? 大まかに言えば、 ・全体を仕切る人 ・政策の立案をする人 ・メディア対応をする人 ・CMやダイレクトメールなどを作成する人 ・国民の意識調査を行う人 ・金集めをする人 ・草の根の運動や選挙ボランティアをコーディネートする人 ・WEBサイトを作る人 ・候補者のスケジュールを管理する人 アメリカは、そういうのを学問として、実践的に叩き込んでいる。 例えば、アメリカン大学というワシントンDCにある大学では、 選挙活動の研究・教育のための特別の機関があったりするのだ。 日本の大学では、政治関係の学部でも、 選挙のやり方なんかを教えることはしない。 多分、やってないはず。 政治家の側に需要がないからかもしれないねぇ。 ところで、こういうプロにお願いしたり、 テレビやラジオでどんどん広告を流してるとめちゃくちゃ金がいる。 ちなみに、ブッシュ陣営が使う予定の総額は、200億円。 ケリー陣営でも、150億円ぐらいは見込んでいる。 異常じゃない???? と思う。 ま、でも個人や企業からの献金でまかなえるんですからねぇ。 相手の誹謗中傷も戦略のうち、 戦略的に重要じゃない州で金がかかる活動はしない、 戦略・戦略・戦略。。。 勝つためには必要かもしれないけど、 ちょっと見ててあきれてしまうところもある。
by presidentbush
| 2004-06-09 19:44
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